[ｼﾞｬﾝﾌﾟ]今週のｼﾞｬﾝﾌﾟはなにはともあれ『ONEPIECE』

さて、今週の週刊少年ジャンプ１１号はなにはなくとも『ONEPIECE』。


まずはこれについて語らなければなにについて語れと言うのかというくらい重要な回でした。



さて。

海軍大将の一人赤犬のサカズキの手によって致命傷を負ってしまったエース。

しかもルフィを守る為にルフィの眼前でその身体に風穴を開けられてしまいます。

なんという残酷な運命。

仲間との再会を振り切り、命を削ってインペルダウンに潜入し、瀕死の重傷を負ってなお、処刑を阻止しようと突っ走り続けた、ルフィの目の前でその救い出すべき兄のエースを殺されるのです。

「ちゃんと助けて貰えなくてよ・・・・・・・・・・・・!!!すまなかった・・・・・・・・・・・!!!!」

いかほどの悲しみが、いかほどの怒りが、いかほどの絶望がルフィを襲っていることでしょうか。

ONEPIECE連載史上、これほど悲愴なルフィを見たことがあるでしょうか？


ルフィはシャボンディ諸島で、仲間を誰一人救えなかったばかり。そのことを悔やんでも悔やみきれず仲間との再会を何よりも楽しみに、あるいは心の支えにして戦ってきたはずです。

その再会を先延ばしにしてのエース救出だったはずです。

ここでルフィはエースを救い出して、勢いをつけたいところ。

つい先日仲間を誰一人救えない自分を悔いたはずなのに、今また最愛の兄を目の前で殺されてしまったのです。

前回のように仲間を遠くに飛ばされたのとは訳が違います。

目の前で、そして彼の腕の中で、エースはその息を引き取ります。

こんな悲劇が在って良いのでしょうか？

こんな残酷な運命があっていいのでしょうか？

さしものガープもエースを殺されて自分が押さえきれません。


このあとどんな展開が待っているのでしょう？

絶望のどん底に落とされたルフィはどう立ち直るのか？

また、これからどう戦っていくのでしょうか？

しかしさすがは史上最高の初版部数の作品です。

もうこれ以上ないくらいに面白く、どうしようもなくボクらの想像をいとも容易くけっ飛ばして斜め上どころか遙か遠く高くを行ってくれます。

これほど次週が待ち遠しいマンガは他にはありません。

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ONE PIECE（巻56）