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機動戦士ガンダム THE ORIGIN青い瞳のキャスバル観てきたよ! [アニメ]
「なんでみんなそんなガンダムが好きなん?」
とアニメのことをあまり知らない女性に対して知り合いが発した言葉があまりに秀逸で的を得ていたので、よく拝借するのだが、それがこの言葉だ。
「ガンダムが好きというよりも、あれは我々アラフォー世代にかけられた呪いみたいなもんだ」
言い得て妙である。
ガンダムが好きな人、ガンオタは次から次に出てくるガンダムアイテムの蒐集に翻弄されたり、また新作ガンダム作品を「宇宙世紀じゃないガンダムはガンダムじゃない」とか批評しつつちゃっかり視聴してしまうという、まさにのろいにかけられたごとくであるのは言わずもがな。
ガンダムが嫌いな人もまた「なぜ自分はガンダムが嫌いなのか」という確固たるアンチテーゼを持って語り出すのであり、結局のところガンダムを論じてしまうという、ある意味熱狂的な虎ファンが下手な巨人ファンよりも巨人のこと詳しい、みたいな逆転現象が起こったりもするのだが、この現象も本人の意図するところではないところから「呪い」という言葉が如何に適切かが伺える。
ガンダムという作品には三人の産みの親が居るといわれる。あ、基本俺が勝手に思っているだけだが。
まず基本骨子を作り上げた脚本家、富野由悠季氏。
次にロボットアニメの代名詞にまでなったモビルスーツ「ガンダム」のメカデザイナー、大河原邦男氏。
そして、ロボットアニメという範疇にはとどまらない人間ドラマを描く作品にあって欠かすことの出来ないキャラクターデザインを務めた安彦良和氏。
この三人の才能が高いレベルで融合したから、本来ならなんの変哲もないアニメ史の中に埋もれていくはずだったこの作品を伝説のレベルにまで引き上げたのだと、yuukiは考える。
その安彦氏が本編のコミカライズに踏み切ったのが2001年。
アニメガンダムの放映が1979年だから22年ぶりのコミカライズ。
しかもそれが本編の制作に携わったアニメーターの手によってなのだから、当時のガンダムファンからは多大な期待を寄せられた。
それがさらに14年の時を経て、THE ORIGINのオリジナルエピソードがアニメとなったのである。
長い前置きになってしまった。(いつものことか)
アニメ化、コミカライズ……さらにアニメ化という類を見ない変遷だが、これは期待せざるを得ない。
そう思いつつ映画館へと足を運んだ。
いや、さすがはガンダムの呪い。平日の朝一だってーのに映画館の席が半分以上埋まってる!
しかも1時間ほどの映画なのに特大のポップコーンとか用意している人!
喰うの?それ喰いきれるの?
yuukiは映画に集中したい……というかしてしまう人なので飲み物以外はノーサンキューなんですが、なんで映画にポップコーンってそんなに必要ですかね?
まあ閑話休題。
とりあえず見て思ったこと。
1シーン1シーンが安彦絵で動く!
これがすごい!
コミックの一コマ一コマを丁寧にアニメにしていってくれていて、これが安彦ガンダムのアニメなんだ!って思わせてくれる造りになっているのは特筆もの!氏の表情による感情表現がアニメになってさらに豊かに際立って見える。
特にジオン・ズム・ダイクンの遺体に近づくに連れてのアルテイシアの表情の移り変わり行く様は安彦ファンなら一見の価値はある。
あとハモンさんはやっぱりイイ女!それと有能すぎ!
ロリセイラさんキャワイイ!
あとシャアは子供の頃からシャアでした。
こわーいお姉さんのキシリアさんと対等に問答するところとか、ガキの癖によく頭が回って弁が立つところとか、いきなり乗ったガンタンクで敵を次々に仕留めていくところとか、ああ、コイツがシャアになるんだな……というよりも、コイツだからシャアになれたんだなって思わされる描写がそこかしこに見受けられました。
あと中の人の話をしておくと、デギン役、ドズル役の人が既に他界されており、キシリアも小山さんではなく渡辺明乃さんに変更されていました。その中でギレンだけが銀河万丈さんのまんまで、見ていて逆に「取り残された感」を感じずには居られませんでした。
いや、あのギレンの声を代役でなんて考えられませんけどね!
あとはアルテイシア役の潘めぐみさんのお母さんはファーストガンダムのララァ役の方で母子二代に渡ってのガンダムヒロインを演じるというのが感慨深いやらなにやら。
まずは次回作の哀しみのアルテイシアに刮目せざるを得ません。
【予約】 機動戦士ガンダム THE ORIGIN I (ブルーレイディスク)
とアニメのことをあまり知らない女性に対して知り合いが発した言葉があまりに秀逸で的を得ていたので、よく拝借するのだが、それがこの言葉だ。
「ガンダムが好きというよりも、あれは我々アラフォー世代にかけられた呪いみたいなもんだ」
言い得て妙である。
ガンダムが好きな人、ガンオタは次から次に出てくるガンダムアイテムの蒐集に翻弄されたり、また新作ガンダム作品を「宇宙世紀じゃないガンダムはガンダムじゃない」とか批評しつつちゃっかり視聴してしまうという、まさにのろいにかけられたごとくであるのは言わずもがな。
ガンダムが嫌いな人もまた「なぜ自分はガンダムが嫌いなのか」という確固たるアンチテーゼを持って語り出すのであり、結局のところガンダムを論じてしまうという、ある意味熱狂的な虎ファンが下手な巨人ファンよりも巨人のこと詳しい、みたいな逆転現象が起こったりもするのだが、この現象も本人の意図するところではないところから「呪い」という言葉が如何に適切かが伺える。
ガンダムという作品には三人の産みの親が居るといわれる。あ、基本俺が勝手に思っているだけだが。
まず基本骨子を作り上げた脚本家、富野由悠季氏。
次にロボットアニメの代名詞にまでなったモビルスーツ「ガンダム」のメカデザイナー、大河原邦男氏。
そして、ロボットアニメという範疇にはとどまらない人間ドラマを描く作品にあって欠かすことの出来ないキャラクターデザインを務めた安彦良和氏。
この三人の才能が高いレベルで融合したから、本来ならなんの変哲もないアニメ史の中に埋もれていくはずだったこの作品を伝説のレベルにまで引き上げたのだと、yuukiは考える。
その安彦氏が本編のコミカライズに踏み切ったのが2001年。
アニメガンダムの放映が1979年だから22年ぶりのコミカライズ。
しかもそれが本編の制作に携わったアニメーターの手によってなのだから、当時のガンダムファンからは多大な期待を寄せられた。
それがさらに14年の時を経て、THE ORIGINのオリジナルエピソードがアニメとなったのである。
長い前置きになってしまった。(いつものことか)
アニメ化、コミカライズ……さらにアニメ化という類を見ない変遷だが、これは期待せざるを得ない。
そう思いつつ映画館へと足を運んだ。
いや、さすがはガンダムの呪い。平日の朝一だってーのに映画館の席が半分以上埋まってる!
しかも1時間ほどの映画なのに特大のポップコーンとか用意している人!
喰うの?それ喰いきれるの?
yuukiは映画に集中したい……というかしてしまう人なので飲み物以外はノーサンキューなんですが、なんで映画にポップコーンってそんなに必要ですかね?
まあ閑話休題。
とりあえず見て思ったこと。
1シーン1シーンが安彦絵で動く!
これがすごい!
コミックの一コマ一コマを丁寧にアニメにしていってくれていて、これが安彦ガンダムのアニメなんだ!って思わせてくれる造りになっているのは特筆もの!氏の表情による感情表現がアニメになってさらに豊かに際立って見える。
特にジオン・ズム・ダイクンの遺体に近づくに連れてのアルテイシアの表情の移り変わり行く様は安彦ファンなら一見の価値はある。
あとハモンさんはやっぱりイイ女!それと有能すぎ!
ロリセイラさんキャワイイ!
あとシャアは子供の頃からシャアでした。
こわーいお姉さんのキシリアさんと対等に問答するところとか、ガキの癖によく頭が回って弁が立つところとか、いきなり乗ったガンタンクで敵を次々に仕留めていくところとか、ああ、コイツがシャアになるんだな……というよりも、コイツだからシャアになれたんだなって思わされる描写がそこかしこに見受けられました。
あと中の人の話をしておくと、デギン役、ドズル役の人が既に他界されており、キシリアも小山さんではなく渡辺明乃さんに変更されていました。その中でギレンだけが銀河万丈さんのまんまで、見ていて逆に「取り残された感」を感じずには居られませんでした。
いや、あのギレンの声を代役でなんて考えられませんけどね!
あとはアルテイシア役の潘めぐみさんのお母さんはファーストガンダムのララァ役の方で母子二代に渡ってのガンダムヒロインを演じるというのが感慨深いやらなにやら。
まずは次回作の哀しみのアルテイシアに刮目せざるを得ません。
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