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『食戟のソーマ』36巻連載開始から7年目の大団円!? [コミック]

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さて第4期のアニメも始まろうかとしているのですが、先日めでたくジャンプ誌上で最終回を迎えた『食戟のソーマ』。

原作:附田祐斗/作画 :佐伯俊/協力:森崎友紀 という制作陣のいわゆる「料理バトルマンガ」である。

そんなこと、言われる前からわかってるよと、サブカル界隈の住人ならそう思うことでしょう。

なにしろアニメも人気で時期は開いてるとはいえ、4期までTV放映しちゃうんですから。

今回は最終巻を読んでのこの作品についてちょっと書いていきたいと思います。

少々お付き合いいただければ幸いです。


食戟のソーマ 36 (ジャンプコミックス)

食戟のソーマ 36 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 佐伯 俊
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: コミック



食戟のソーマ ラストファンブック ~creators' specialite~ (ジャンプコミックス)

食戟のソーマ ラストファンブック ~creators' specialite~ (ジャンプコミックス)

  • 作者: 附田 祐斗
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: コミック


さて、私はこの作品の人気が単なる料理マンガではない、というところにあると思っています。

そう、このマンガは「料理マンガ」ではなく「料理バトルマンガ」なのです。

それは見ればわかるだろう? とツッコミを入れたくなるのはわかります。

でも考えてみてください。

これまでの料理マンガで「バトルすることが前提の料理マンガ」があったでしょうか?

ゆでたまご先生の「グルマンくん」が言われて見れば確かにそうかもしれませんが、あれはだいぶギャグ食が強いので、リアル系な料理マンガとは言えない気がします。

まぁ肝要な部分はかつて「包丁人味平」に始まり、「美味しんぼ」「ミスター味っ子」「中華一番」(※最近復活していたんですね。)「鉄鍋のジャン」「翔太の寿司」も勝負はしていますけど、どちらかというと主題はあくまでも料理でした。

そういう意味ではタイトルで既に作品内での「料理バトル」を意味する「食戟」の文字が入っている時点で、戦うことが主題なんだなって、そうふと思ったわけです。

その料理を競い合わせる『研鑽』こそがこの作品の根底の主題であり続けたのが、結果36巻という巻数であり、4度のアニメ化だと、勝手に分析しています。

まぁ、正直、「美味さ」でどうやって勝負するのか、ってのは昔から理解の範疇を超えるのですが。

いずれにしても美味なモノを食べると服がはだけるとか、脱げてしまうとかはもうサービス以外の何物でもないし、それはそれでうれしいのですが、そことは違うところが、この作品には魅力としてあったのではないか?

それこそが「食戟」による「研鑽」であり、そこに様々な「玉」がぶつかり合って、それぞれが輝きを増すというテーマがあり、私自身がそのテーマが好みであることから、ここまで読み終えたのでしょう。

その証拠に相手を屈服させて料理をやめさそうとしていた美作昴は、自分が敗北した時には料理人をやめようとします。

しかし主人公幸平創真はそんなことは許しません。「料理人」が一度や二度の敗北でへこたれるわけがないと、今まで昴に負けた者達を指して言うのです。

ぶつかり合って、相手をへこませ潰すバトルではなく、互いに輝く為の戦い。

たぶん料理という不安定な材料だからこそ出来る決着方法ではないかと。

後半、さらにこの「研鑽」に疑問を持つ者が現れます。

その薙切薊こと、ヒロイン薙切えりなの父は、研鑽で到達するには「食」の持つ高見には高すぎる。最初から理想のゴールを用意してしまえ、という、多少乱暴な説明ですが、そういう存在が現れました。

圧倒的な不利を覆して自由な「研鑽」こそ料理の本道、と示します。

ですが、研鑽に敗れたり道に惑う料理人を救うのもまた道、とでもいうのか、最終巻で和解のエピソードが盛り込まれていました。

そしてその後の成長したキャラクターたちのエピローグで締められます。

なんだか長編マンガを読んでいて久しぶりにすっきりしたように思います。

わたしあまり長いの苦手なんですよ。だいたい20数巻で飽きてしまって、やめてしまうんですね。

でも今作だけはしっかり読めました。

多分、中だるみがあまりなかったのと、それぞれのキャラクターの問題点が抽出され、それが綺麗に解決(といえないのもあるけど)されていったところが、スッキリするのかもしれません。

そこでキャラの成長が見えたのも、私としては好感が持てました。

まぁ正直十傑になってからの話は「畳もうとしている感」が満載ではありましたが、連載期間という物がある中では致し方なしかな、と。

あ、あと最終にしてようやく、創真の母親の話がされました。

そう、これですよ!

さすがにこれがないと、スッキリしなかったんで、本当最後まで追ってよかったと思えました。

ちなみにどうでもいいんですが、熊肉の葉山戦の時に出てきた、ベルタちゃんとシーラちゃんのその後が気になるんですが! 再出場がなかったのが非常に残念です。

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ベルタちゃんとシーラちゃん。15歳。初登場時は年相応な感じ。

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愛玩動物へとなりさがっちゃう……
なかなかいいモノをお持ちなようで。

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はい、薙切家のおさずけが初披露された時に、愛らしい下着も披露。
ふむ。やはりいいモノをお持ちである。


それだけが心残りな上嶋でした!

なんだかツラツラと書きましたが、食戟のソーマ、面白かったです!

各先生、お疲れ様でした!

またの作品をお待ちしております!

以上!


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