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TAGRO先生の描く女剣士たちの青春群像『別式』の最終巻!衝撃のクライマックス! [コミック]
「この切れ味は切ない」
のキャッチが印象的だった1巻を見てAmazon Kindleで3巻まで一気読みしての
4巻を経て最終巻。
一言で言うと、切ねえ、あまりに切ねえ。
最後に本の一つまみの救いがあるにはあるのだろうが、
なかなか飲み込めるわけではない。
時代は江戸……帯刀を許された、別式と呼ばれる女剣士たちの友情を描いた青春群像劇。
主人公の佐々木類は実在の人物をモデルにしているらしく、wikiにもその名前が挙がっていた。
よくよく見て見れば、そうか、池波正太郎の剣客商売に出てくる佐々木三冬も彼女をモデルにしていたのか。言われて見れば共通点が多く納得。
さて、1巻の冒頭シーンで決闘する類と切鵺……。
その原因は友情から端を発した愛憎のもつれによるものと、
理解出来た直後にこのクライマックスである。
その流れを語るには非常に難解な部分も多いのだが、
結局のところ、人と人とが命を奪い合うきっかけなんてものは、
他人から見れば理解しがたい、本当に些細なことなのかもしれない。
そんなことを考えさせられる一作でした。
さて、あなたならこの女剣士たちの感情をどう読み解く?
是非ご一読を。
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